Tuesday, January 7, 2020

債券上昇、イラン報復でリスク回避の買いー午後は上げ幅縮小 - ブルームバーグ

債券相場は上昇。イランが米軍の駐留するイラクの基地を攻撃したことを受けて、リスク回避の買いが強まった。もっとも、米軍の被害が限定的だったことに加え、イランが報復の完了を表明したことで、午後は相場の上げ幅を縮小する展開になった。

  • 長期国債先物3月物の終値は前日比6銭高の152円20銭。午前は152円46銭まで上昇した。午後は急速に上げ幅を縮小し、一時2銭安の152円12銭まで下落も
  • 長期金利の指標となる新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低下のマイナス0.015%、一時マイナス0.03%に低下
  • 新発20年債利回りは0.275%、新発30年債利回りは0.415%と、いずれも1.5bp低下。午前にはそれぞれ0.255%、0.395%まで低下

市場参加者の見方

JPモルガン証券の山脇貴史債券調査部長

  • イラン攻撃が昨年末から続いた景気楽観論やリスクオンの流れを巻き戻すきっかけに
  • 中東情勢はすぐには沈静化せず緊迫感が続く可能性が高く、金利は当面低下方向か
  • もっとも、マイナス金利では債券を買いたくないという国内投資家も多く、一気にたたみかける展開になるかは疑問

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • トランプ米大統領の全て問題なしとの発言や、イラン側の報復完遂の表明で、いったん手打ちした感じだが、米・イラン問題は火種が残る
  • 今後もヘッドラインリスクに振らされる可能性があり、債券相場も底堅い感じなら、あすの30年債入札は買える
  • フラットニング(平たん化)ポジションを再構築する動きなのか、午前は超長期でスワップや現物債の買いがしっかりしていた

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の 松川忠部長

  • イランは想定の中で最も強い対応で、午前は超長期債に買い戻し。20年債に大きな買いが入ったもようで、遅れて30年債と40年債も買われた
  • ただ、あすに30年債入札を控え、午後の超長期債には売りも
長期国債先物3月物の日中取引推移

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
-0.130% -0.120% -0.015% 0.275% 0.415% 0.445%
前日比 -0.5bp -0.5bp -0.5bp -1.5bp -1.5bp -1.0bp

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