3月第1週(2-6日)の債券市場では長期金利が一段と低下する見通し。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、リスク回避に伴う債券買いが継続するとみられている。週内に10年債と30年債の入札を控えていることから、利回り曲線のフラット(平たん)化は限定的となる可能性もある。
市場参加者の見方
◎SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
- 安倍政権がウイルスの感染拡大封じ込めに軸足を置いており、当面は人やモノの動きが制限されることから、国内経済のダウンサイドリスクは大きい
- 円高がさらに進むと、日本銀行によるマイナス金利深掘りの思惑も生じやすく、債券は先物主導で買われやすい
- ただ、株式相場の下落によって、決算期末を控えた国内投資家が金利リスクを取りにくい面あり、10年債と30年債の入札も控えて、ブルフラット化は難しい
- 長期金利の予想レンジはマイナス0.18%~マイナス0.14%
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
- 新型肺炎による景気減速懸念を背景に、債券相場はしっかりした動きが続くだろう
- 投資家の押し目買いや日銀の国債買い入れオペによる良好な需給環境に支えられて、引き続き相場の下値不安は小さい
- 10年債と30年債入札はいずれも無難に消化されるだろうが、現状の利回り水準では上値追いにも慎重で、相場の重しになるだろう
- 長期金利の予想レンジはマイナス0.18%~マイナス0.12%
国債入札予定
年限 | 発行予定額 | 前回の表面利率 | |
---|---|---|---|
3日 | 10年 | 2兆1000億円程度 | 0.1% |
5日 | 30年 | 7000億円程度 | 0.4% |
主な材料
2日:2月の米ISM製造業景況指数
2月のユーロ圏製造業PMI
2月の中国財新製造業PMI
3日:米大統領選スーパーチューズデー
4日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)
2月の米ISM非製造業景況指数
2月のユーロ圏サービス業PMI
2月の中国財新サービス業PMI
6日:2月の米雇用統計
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February 28, 2020 at 01:56PM
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【債券週間展望】長期金利は一段と低下、感染拡大でリスク回避継続 - ブルームバーグ
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