債券相場は下落が予想されている。前日の米国市場で株価の大幅反発を受けて長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。この日に実施される2年利付国債入札は一定の需要を背景に無難に通過するとの見方が出ている。
長期国債先物(6月物) | 152円40銭台前半~152円70銭台前半か(前日152円73銭) |
新発10年物国債(357回債)利回り | 0.005%~0.02%程度か (前日ゼロ%) |
先物夜間取引で6月物は一時153円06銭まで上昇したが、その後米長期金利が低下幅を解消すると下げに転じ、結局は前日の日中取引終値比8銭安の152円65銭で安値引けした。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- 米株高や米10年債利回りの上昇など他市場は円債にとって逆風
- 加えて、超大型経済対策から想定される国債発行および市中消化の大幅増加懸念は引き続き足かせ。きょうの債券相場は軟調と予想
- 2年債入札はコンセッションが奏功するだろう
- 先物中心限月の予想レンジは152円44銭~152円72銭
2年債入札
- 発行予定額は2兆円程度、前日の入札前取引はマイナス0.16%
- 新発2年物410回債利回りは前日にマイナス0.165%と、19日以来の水準に上昇
- SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト
- 3月中旬以降のレポ市場における国債需給は引き締まっており、担保需要で応札する向きはあるだろう
- 無難に消化されるだけの需要はあると予想
- 備考:過去の2年債入札の結果一覧
海外市場の流れ
"金利" - Google ニュース
March 31, 2020 at 05:53AM
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債券下落か、米長期金利上昇を受け売り先行ー2年入札は無難との見方 - ブルームバーグ
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