［東京 ２５日 ロイター］ -
＜１５：１２＞ 国債先物は反落で引け、超長期債の金利上昇 国債増発懸念が重し
国債先物中心限月６月限は前営業日比１１銭安の１５２円３３銭となり、反落して引
けた。日経平均株価の上昇などが重しとなり、先物は売りが優勢となった。現物債市場で
は国債増発懸念や翌２６日の４０年債入札に向けた調整がみられ、超長期ゾーンの金利上
昇が目立った。１０年最長期国債利回り（長期金利）は前日比１．０ｂｐ上昇のゼロ％。
２０２０年度第２次補正予算の財政支出規模が膨らむことへの警戒感から、超長期ゾ
ーンの金利上昇圧力が強まった。市場では「増発規模が想定よりも大きくなるとみられ、
超長期債の増発が意識されたようだ」（国内証券）との見方が出ている。
現物債市場では、新発２０年債は前日比２．５ｂｐ上昇の０．３４０％。新発３０年
債は同３．０ｂｐ上昇の０．４７５％。新発４０年債は同３．０ｂｐ上昇の０．４９０％
。
市場では「生保勢や系統上部による押し目買いはコンスタントに入っている一方で、
国債増発による需給悪化懸念で上値を抑えられている。ただ、月末の年金勢による年限長
期化需要や６月に入れば償還見合いの買いも入るとみられ、金利が大きく上昇するとは考
えにくい」（国内証券セールス担当）との声が聞かれた。
新発２年債が前日比１．０ｂｐ上昇のマイナス０．１７５％。新発５年債は同１．０
ｂｐ上昇のマイナス０．１３５％。
中長期債対象の日銀の国債買い入れオペの結果は無難と受け止められた。「残存５年
超１０年以下は長期金利がゼロ％を下回ったことから、いったん売りに出す動きが出たと
みられ、応札倍率は前回よりも上昇したが、相場の反応は薄い」（国内証券）との声が聞
かれた。
短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートは前営業日（マイナス０．０
５９％）とほぼ横ばいの見通し。「金融機関による資金調達の動きは引き続き鈍い」（国
内金融機関）という。ユーロ円３カ月金利先物は弱含み。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.178 -0.169 0.009 15:02
5年 -0.138 -0.128 0.01 14:57
10年 -0.007 0.002 0.006 15:06
20年 0.334 0.341 0.022 14:30
30年 0.469 0.475 0.026 14:53
40年 0.483 0.491 0.025 14:40
＜１２：５６＞ 日銀オペ結果は無難、国債先物は弱含み継続
中長期債対象の日銀の国債買い入れオペの結果について、市場では「残存５年超１０
年以下は長期金利がゼロ％を下回ったことから、いったん売りに出す動きが出たとみられ
、応札倍率は前回よりも上昇している。ただ、いずれも無難な結果と受け止められ、相場
の反応は薄い」（国内証券）との声が聞かれた。
国債先物は後場に入っても弱含みに推移。先物中心限月６月限は前営業日比７銭安
１５２円３７銭近辺で推移している。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.183 -0.173 0.005 12:52
5年 -0.141 -0.13 0.008 12:54
10年 -0.006 0.002 0.006 12:54
20年 0.333 0.34 0.021 12:54
30年 0.469 0.477 0.028 12:54
40年 0.483 0.491 0.025 12:54
＜１１：０７＞ 前場の国債先物は反落、超長期ゾーンの金利が上昇
国債先物中心限月６月限は前営業日比７銭安の１５２円３７銭と反落して午前の取引
を終えた。緊急事態宣言の解除による景気回復期待から株高となり、円債は売りが優勢と
なった。新発１０年債の出会いはみられなかった。
２０２０年度第２次補正予算の財政支出規模が膨らむことへの警戒感も重しとなった
が、市場では「国債増発が、短国から中長期債中心で、２０年債が月１０００億円程度の
増発であれば、日銀のサポートも期待できるため、十分吸収できるだろう」（国内証券）
との見方が多い。
しかし、現物市場で新発債利回りは超長期ゾーンが上昇。２０年債は同２．０ｂｐ上
昇の０．３３５％、３０年債は同２．５ｂｐ上昇の０．４７０％、４０年債は同２．５ｂ
ｐ上昇の０．４８５％。景気回復や国債増発懸念を織り込むような動きになっている。２
年債と５年債は取引が成立しなかった。
短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス０．０８─マイナス０．０３％を中
心に取引された。「資金調達がやや弱い地合いに戻った」（国内金融機関）という。ユー
ロ円３カ月金利先物は弱含み。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.187 -0.175 0.003 11:01
5年 -0.143 -0.133 0.005 11:00
10年 -0.007 0.002 0.006 10:48
20年 0.332 0.339 0.02 11:00
30年 0.467 0.475 0.026 11:00
40年 0.482 0.49 0.024 11:00
＜１０：１１＞ 日銀が中長期債・物価連動債買入を通告、オファー額据え置き
日銀は午前１０時１０分の金融調節で、国債買い入れを通告した。対象は「残存期間
１年超３年以 下」（前回のオファー額は３４００億円）、「同３年超５年以下」（同３
５００億円）、 「同５年超１０年以下」（同３７００億円）、物価連動債（同３００億
円）で、金額はいずれも前回から据え置かれた。
国債先物は小幅安水準でもみあい。中心限月６月限は前営業日比３銭安の１５２円４
１銭付近での推移となっている。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.189 -0.178 0 10:10
5年 -0.147 -0.136 0.002 10:11
10年 -0.01 0 0.004 10:09
20年 0.328 0.335 0.016 10:10
30年 0.459 0.466 0.017 10:10
40年 0.471 0.483 0.017 10:11
＜０８：５１＞ 国債先物は反落で寄り付く、国債増発懸念も重し
国債先物中心限月６月限は前営業日比６銭安の１５２円３８銭と反落して寄り付いた
。本日にも緊急事態宣言が首都圏と北海道で解除される可能性が大きく、景気回復期待を
背景に日本株はプラススタートとなる見込みであり、円債には売りが先行している。国債
増発懸念も重しとなっている。
日経新聞は２５日朝刊で、政府が２０２０年度第２次補正予算の事業規模を１００兆
円超とする調整に入ったと報じた。
市場では、財政支出を伴う真水部分の規模が当初想定より膨らむ可能性があると警戒
されているが「短国中心の増発であれば、日銀の買い入れ増期待を背景に、大きな金利上
昇要因にはならないのではないか」（国内証券）の声も出ていた。
TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 -0.186 -0.175 0.003 8:50
5年 -0.145 -0.134 0.004 8:50
10年 -0.011 -0.001 0.003 8:50
20年 0.319 0.33 0.011 8:50
30年 0.446 0.455 0.006 8:50
40年 0.46 0.471 0.005 8:50
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May 25, 2020 at 01:22PM
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