6月第1週(1日-5日)の債券市場では長期金利の低下が予想されている。今年度第2次補正予算に伴う国債の 大幅増発が発表された後も金利上昇は限られており、日本銀行の国債買い入れ増額観測などを背景に悪材料を消化したとの見方が出ている。投資家が外国債券から円債に資金を回帰させる動きも相場を支えるとみられている。
市場参加者の見方
◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
- 増発という悪材料を消化してもなお、金利があまり上昇していない。日銀の買い入れ期待や、3月中旬以降に国内投資家が外債を売り越して円債に回帰していることが背景
- 10年入札はゼロ%なら余資消化の需要がある。10万円給付に伴う銀行預金の増加や、コロナ対応支援オペに伴う銀行の特別融資も、結局は融資した企業の銀行預金になる。日銀の新しい資金供給手段の担保として買ってもいい
- 中短期債は新しい資金供給手段の担保需要が支え。超長期債の水準調整もいいところまできており、30年入札は無難にこなしそうだ
- 長期金利の予想レンジはマイナス0.02%~プラス0.02%
◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
- 7月からの国債増発による需給懸念は利回り低下を抑えるが、日銀の積極的な買い入れオペが続くことで、相場の下値不安は引き続き小さい
- 5月の入札は各年限で順調に消化され、投資家の押し目買い姿勢が確認されたことで、10年債と30年債の入札も無難に消化されるだろう
- コロナ感染再拡大や米中対立の激化懸念から、国債には安全資産としての需要も見込める。ただ、投資家はしばらく上値追いには慎重な姿勢を維持するだろう
- 長期金利の予想レンジはマイナス0.02%~プラス0.02%
国債入札予定
年限 | 発行予定額 | 前回の表面利率 | |
---|---|---|---|
2日 | 10年 | 2.1兆円程度 | 0.1% |
4日 | 30年 | 7000億円程度 | 0.4% |
主な材料
- 1日:5月の米ISM製造業景況指数
- 4日:欧州中央銀行(ECB)政策委員会、ラガルド総裁会見
- 5日:5月の米雇用統計
- 7日:5月の中国貿易収支
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May 29, 2020 at 12:38PM
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【債券週間展望】長期金利低下か、国債増発の悪材料を消化との見方 - ブルームバーグ
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