3日、選挙対策本部を訪問したトランプ氏(写真左、AP)とペンシルベニア州を訪れたバイデン氏=フィラデルフィアインクワイアラー提供・AP
【ワシントン=永沢毅】米大統領選は3日、全米の各地で投票され、一部で開票が始まった。再選をめざす共和党の現職、ドナルド・トランプ大統領(74)と、4年ぶりの政権奪還を狙う民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)が争う。支持率が拮抗する中西部や南部の10前後の州が勝敗を決する。
開票は米東部時間3日午後6時(日本時間4日午前8時)から順次始まった。米メディアの集計によると、選挙人の獲得数はトランプ氏が24人、バイデン氏は3人。
トランプ氏はインディアナ、ケンタッキー、ウエストバージニアの各州、バイデン氏はバーモント州でそれぞれ勝利を確実にした。
開票序盤で最大の焦点は激戦州の南部フロリダで、両候補が激しく競っている。次いで同ノースカロライナ、西部アリゾナ、中西部オハイオ各州が注目される。これらの4州は郵便投票を事前に集計可能だ。当初は「バイデン氏がリード」の速報が出る可能性があり、当日分の開票が進むにつれてトランプ氏が追い上げる展開が想定される。
その次に開票が進む見通しの東部ペンシルベニア、中西部ミシガン、ウィスコンシン各州も重要だ。ラストベルト(さびた工業地帯)にあるこれらの州は2016年大統領選でトランプ氏がいずれも制した。3州ともに郵便投票を事前に集計できず、当初はトランプ氏がリードする可能性がある。
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政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスが各種世論調査を平均した最新の支持率はトランプ氏が44%、バイデン氏が51.2%。ただ、激戦州では僅差で、バイデン氏のリードはフロリダで0.9ポイント、ペンシルベニアで1.2ポイント、アリゾナで0.9ポイントにすぎない。
大勢判明は3日夜から4日未明にかけて明らかになるのが通例だが、ずれ込む公算が大きい。新型コロナウイルスで急増した郵便投票の集計に時間がかかるのが理由だ。期日前投票を集計しているフロリダ大研究者のサイトによると、郵便投票を含めて期日前投票を済ませた有権者は1億人を超え、過去最高を更新した。投票率も大幅な向上が見込まれている。
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トランプ氏は3日、南部バージニア州の選挙対策本部を訪れてスタッフを激励し「素晴らしい夜になる」と再選に自信を示した。バイデン氏はペンシルベニアにある生家をジル夫人ら家族とともに訪問した。
トランプ氏は自らに不利とされる郵便投票では不正が起きると主張してきた。集計を巡って混乱が起きる可能性が取り沙汰されており、開票は波乱含みだ。
大統領選は各州に割り当てられた「選挙人」獲得を争い、全米538人の過半数270人以上を得た候補が当選する。最新予測では、バイデン氏が216人、トランプ氏が125人。激戦州を中心に残る197人の行方が決め手となる。
大統領選は新型コロナ対応や経済再生のあり方が争点となった。トランプ氏は経済再開の優先を訴えたが、バイデン氏は厳格な感染対策の必要性を強調している。米大統領の動向は世界情勢を左右し、国際秩序に与える影響も計り知れない。
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November 04, 2020 at 03:49AM
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トランプ氏、インディアナ州で勝利確実 - 日本経済新聞
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