Simpan Ekonomi: 財務相「経済再生と財政再建の両立、確実に進める」

麻生太郎財務相は2日午前の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス感染症への対応で歳出規模が膨らんでいる現状に関し「経済の再生と財政の再建化の両立を確実に進め、新型コロナという危機を乗り越え次の世代に未来をつないでいくのが我々の責任だ」と述べた。

自民党の小渕優子氏に対する答弁。小渕氏はコロナ禍への対応で「今年度の歳出規模は160兆円を超えている」と指摘。「歳出規模が大きくなっている現状だからこそ、選択と集中、賢い支出が必要だ」などと求めた。

麻生財務相は「これまでの政策効果はよく見極めたうえで、ポストコロナを考え経済の構造改革、変化への対応や、人口減などに対応し、生産性を向上させるものに重点化していくのが当然必要だ」との認識を示した。そのうえで「単に財政支出を増やせばいいという単純な話ではなく、生産性の向上と少子高齢化に対する構造的な課題に正面から取り組んでいかなければ、この国の将来はなかなか描けてこない」とも語った。