1歳馬セッションとなる本日は233頭が上場され、223頭が落札。1日の総売上は128億7000万円(以下、金額は全て税抜で表記)で、従来の最高額だった昨年の116億3800万円から約10.6%増で歴代最高売上を更新した。落札率は95.7%、1頭平均は5797万円だった。
1億円を超える高額落札馬は25頭(昨年は28頭)で、その中でも最高落札額となったのは「モシーンの2021」(牡、父モーリス)。「ダノン」の冠名で知られる(株)ダノックスにより4億5000万円で落札された。母モシーンは豪G1・4勝で、半姉に重賞を3勝したプリモシーンがいる。
2番目の高額馬は「ジェイウォークの2021」(牡、父ドゥラメンテ)。ツーワンレーシングが3億円で落札した。母ジェイウォークは米G1・2勝馬で、当馬はその初仔にあたる。
牝馬の最高額は「コーステッドの2021」(牝、父ダイワメジャー)で、サイバーエージェント社長の藤田晋氏が2億1000万円で落札した。母は米G1馬で、半兄に今年の共同通信杯勝ち馬ダノンベルーガがいる血統。
今年の日本ダービー馬ドウデュースなど活躍馬を多数輩出してきたハーツクライのラストクロップにも注目が集まり、上場6頭のうち3頭が1億円以上の値を付けた。中でも最高額は「スパニッシュクイーンの2021」(牡、父ハーツクライ)で、藤田晋氏が1億7500万円で落札した。
藤田氏は初参戦だった昨年、初日だけで落札金額が15億円を超えるなど話題となったが、今年に関しても初日だけで9頭(1億超え4頭)を落札し、金額は11億4400万円に上っている。
その他では、GI戦線で活躍中のステラヴェローチェが近親にいる「アウェイクの2021」(牡、父エピファネイア)が2億5000万円、日本ダービー馬レイデオロの初年度産駒でマイルCS覇者ステルヴィオを半兄に持つ「ラルケットの2021」(牡、父レイデオロ)が2億2000万円、GIIを3勝したシャケトラの半弟「サマーハの2021」(牡、父リアルスティール)が1億8000万円で取引されている。
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