野村ホールディングス（ＨＤ）は27日、2023年７－９月期（第２四半期）業績を発表する。ブルームバーグがまとめたアナリスト３人による純利益予想の平均は前年同期比2.4倍の402億円。米国など海外市況が 弱含み、ホールセール部門は４－６月期に続き低迷したもようだが、株高を背景に国内リテールの業績改善が続き、２四半期連続の増益が見込まれる。
- 三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券の辻野菜摘氏
- 純利益予想は362億円
- 税前利益は前年同期比57％増の496億円、そのうち国内リテールを担う営業部門は同4.3倍の234億円、ホールセール部門は同47％減の107億円を見込む
- グローバルマーケッツ収益は投資銀行手数料の配分が増えることを除けば、第１四半期から目立った改善はないと推定
- シティグループ証券の丹羽孝一氏ら
- 純利益予想は395億円
- 税前利益は前年同期比68％増の530億円、営業部門では同4.2倍の230億円、ホールセール部門では同50％減の100億円を見込む
- 堅調な国内営業、軟調なホールセールを推定
- モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券の長坂美亜氏ら
- 純利益予想は449億円
- 証券業界は第１四半期に続きリテール業務は堅調推移を予想
- 野村ＨＤではホールセール、特に海外ビジネスについて収益性向上が引き続き課題
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