債券は下落か、米長期金利上昇の流れ受け売り先行－20年入札を見極め - ブルームバーグ

債券相場は下落が予想されている。前日の米国市場で株高などを背景に米長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。一方、この日の20年利付国債入札で投資家の需要が確認されれば、相場は持ち直すとの指摘も聞かれている。

長期国債先物（９月物）	151円80銭台後半～151円銭90台後半か（前日151円97銭）
新発10年物国債（359回債）利回り	0.02％～0.025％程度か （前日0.02％）

　　先物夜間取引で９月物は米金利上昇を背景に水準を切り下げ、前日の日中取引終値比６銭安151円91銭まで下落した。その後は151円97銭まで持ち直す場面があったものの、取引終了にかけて軟化し､結局は151円91銭で安値引けした。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

• 米株高や米長期金利の上昇など、他市場は円債相場にとって逆風
• 注目の20年債入札はきのうの超長期ゾーンが前週末の地合いを引きずらずに強かったことがかえって妙味を薄くするものの、投資家は控えており、最終的に大丈夫とみる
• きょうの債券相場は軟調後に切り返すだろう
• 先物中心限月の予想レンジは151円86銭～151円97銭

20年債入札

• 発行予定額は１兆2000億円程度
• 新発20年物173回債利回りは前日の午後３時時点で0.41％
• 備考：過去の20年債入札の結果一覧

海外市場の流れ

• 24日の米10年物国債利回りは前週末比３ベーシスポイント（bp）高い0.65％程度で終了
• 米ダウ工業株30種平均の終値は378.13ドル高の28308.46ドル。トランプ政権が通常より速いプロセスで新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の承認を優先するとの期待で上昇

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August 25, 2020 at 05:08AM
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