再び反発基調にある米金利
24日は株高でも米ドル買い優勢の展開となり、25日は株高を背景に米ドル安優勢となるも、下落幅は限定的だった。
これら米ドル相場の底堅さの共通点は、米長期金利(以下米金利)の動向にある。
今週に入り米金利は、小幅ながらも反発の基調にある。
今月上旬も米金利の反発により「株高でも米ドル高」の展開となったが、今週はその状況に近い展開となっている。
このタイミングで景気の先行き不透明感を払拭する良好な指標データが確認される場合、行き過ぎた米債買いの調整圧力(=金利の反発圧力)が高まることを想定しておきたい。
今日は7月耐久財受注が発表される。輸送用機器除くコア指数が市場予想(前月比2.0%)を上回る内容となれば、米企業の設備投資の回復期待が意識され、米国市場では株高と金利の反発が同時に発生する可能性がある。
この場合、外為市場では米金利の反発により米ドル高圧力が高まるだろう。
上記の展開となる場合、ドル円は107.00を再びトライする展開を予想する。
一方、ユーロドルは、今週に入りサポートポイントとして意識されている1.1780レベルを視野に反落する展開を予想する。
米長期金利の動向
Source: Eikon 日足(2020年7月以降)
南アフリカランドの短期展望
新興国通貨の中で、米金利の動向に右往左往している通貨が南アフリカのランドである。
対米ドルの動向を確認すると、米金利が反発基調にあった8月上旬は米ドル高/南アランド安の展開だった。
そして米金利の反発が一服した今月中旬以降、再び米ドル安/南アランド高のトレンドへと戻っている。
この時の動向を考えるならば、良好な米指標データや米中対立の緩和により米金利が再び反発基調を辿る場合、南アランドは対米ドルで再び下落基調へと転じよう。
このケースでの上値の焦点は、21日MAが推移している17.23レベルのトライとなろう。
この水準を突破する展開となれば、今月の17-18日かけて相場の戻り(=米ドル買い/南アランド売り)を抑制した17.53レベルのトライが次のターゲットポイントとなろう。
なお、本日は7月の消費者物価指数が発表される。
市場予想(前月比:1.2% / 前年同月比:3.1%)を下回る内容となれば、景気の先行き不透明感が意識され、南アランドは売り優勢の展開となろう。
このケースでは17.00レベルの攻防が焦点となろう。
一方、市場予想を上回る内容ならば、景気の回復期待とそれに伴う追加の利下げ観測が後退することで、南アランド買いの展開を予想する。
このケースでの焦点は、昨日南アランドの上値を抑制した16.71レベルのトライとなろう。
その後も南アランド買いが続くかどうかは、7月の米耐久財受注とその結果を受けた米国市場の動向次第でトレンドが決定されよう。
米ドル/南アランドのチャート
Source: Eikon 日足(2020年7月)
"金利" - Google ニュース
August 26, 2020 at 06:23AM
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